公共交通機関

 オランダの公共交通機関は,オランダ鉄道(Nederlandse SpoorwegenNS),そして各都市にはMetro,Tram,Busなどがあります。乗り換え案内は,みんな「9292」を使っています。NSを使用することで,アムステルダム(Amsterdam Centraal)からユトレヒト(Utrecht Centraal)へは約30分,ライデン(Leiden Centraal)へは約50分,デン・ハーグ(Den Haag Centraal)へは約60分,ロッテルダム(Rotterdam Centraal)へは約75分で行くことができます。電車の種類は,新快速(intercity),快速(sneltrein),各駅電車(sprinter/stoptrein)などがあります。Intercity Direct(IC Direct)という特急電車もあり,これはアムステルダム - スキポール空港(Schiphol Airport) - ロッテルダム(Rotterdam)- ブレダ(Breda)を走行しています(参考)。シェンゲン条約により,国境審査等はないため,知らぬ間に国境を越えていることもあります(例えば,ブレダを超えるとベルギーに入ります)。NS乗り方については,基本的に駅の券売機で切符を買います(参考)。英語に切り替えることができますが,はじめは少し戸惑うかもしれません。駅のインフォメーションでも購入することができます。乗車する車両には,1等車(1st class)と2等車(2nd class)がありますが,その違いは1等車の方が少し快適といった程度で,2等車でも十分でした。また,後述のOV-chipkaart(OVチップカード)にチャージして使用することも可能です。

 続いて,Metro,Tram,Busについてですが,いずれの公共交通機関も,GVBチケットが使用可能です。GVBチケットは,大きな駅の券売機で購入することができます。小さい駅では券売機がないことや,券売機で現金が使えないことも多々ありますので,多めに購入しておく方が良いかもしれません。チケットの種類は,1時間,24時間,最大168時間まで乗り放題のものがあります(参考1, 2)。Metro,Tram,Busへの乗り方ですが,チェックインとチェックアウトを必ず行う必要があります(参考1, 2, 3)。Metroは駅のホームで,TramやBusは電車の中で行います。 

 また,2週間を越える滞在には,OV-chipkaart(OVチップカード)の購入をオススメします(参考123)。IKOKAカードのイメージです。OV-chipkaartには,Personal OV-chipkaart(記名式)とAnonymous OV-chipkaart(無記名)の2つがあります。記名式の方は,オランダの住所や写真などが必要で,自動チャージにすることも可能になります。ですので,オランダに住んでいる人向けのカードです。その他,subscriptionを受けるためには記名式が必要です(下記参照)。無記名式は,オランダの住所があってもなくても作れます(旅行者でも作れます)。記名式はメットからの申し込み,無記名は大きな駅(例:Amsterdam Zuid駅)のインフォメーションで購入可能です。無記名式は€7程度だったと思います。OV-chipkaartでは,基本料金+距離で金額が決定されます。さらに,チェックアウト後30分以内だと基本料金は加算されず,乗り換えた場合にも距離の分だけが引かれます。仕組みとしては,チェックイン時に€4引かれ,チェックアウト時に差額が返金されます(チェックアウトを忘れると€4引かれたままになるので注意)。したがって,カード残高が最低€4ないと乗ることができません。GVBカードであれば,一駅でも最低€2.9かかるわけですが,OV-chipkaartを使用すると安上がりになります。オランダ中どこでも使えるようですので,違う都市に行った場合にも楽に公共交通機関を利用することができました。 

 OV-chipkaartは,NSでも使用することができます。はじめてOV-chipkaart を使ってNSに乗る場合は,カードをactivateすることが必要です。Activationは,駅のNS information desk,あるいは機械で設定することも可能です。その際に,前述のclassの登録を行う必要があります(1st classでは追加料金が発生します)。NSには最低€20ないと乗れませんので注意が必要です。帰国時に残った金額は返済が可能なようですが,少し手続きがややこしそうです。カードは記名式,無記名式ともに,5年間使用することができます。

 Intercity Directに乗る際には(Schiphol Airport – Rotterdam区間を移動する場合のみ),€2.4のSupplement(追加料金)を支払う必要があります。切符を購入する場合には,乗車券の他に特急券が必要ですが,OV-chipkaartを使用する場合には,乗車前にホームにある赤い読み取り機にタッチします(参考)。

 最後に,記名式でのみ適応されるsubscriptionについてです。Subscription,つまり,一定額先払いすることで,割引を受けることができます(参考)。例えば,年間€50先払いすることで,時間限定40%引きでNSに乗れます(平日の通勤ラッシュ以外)。このsubscriptionに関して,私はポストに割引券が入っており,年間費€29(カード料金込み)で購入可能でした。他にも様々なプランが提供されているようです(参考)。運賃が少しお高めですが,NSはとても便利ですし,うまくカードを使用すれば快適に過ごせるかと思います(参考)。Subscriptionは年間€50の支払いとなり,通常はオランダの銀行から自動引き落としされます。留学中に使用する場合には,帰国前に必ずインフォメーションセンターでdeactivationの手続きをする必要があります。年度始めに€50引き落としされますが,中断した段階で再度計算され差額が返金されます。インフォメーションで解約をリクエストした後,チケット購入の機械でdeactivationを完了する必要があります。期日までに実行しない場合は,引き続きsubscriptionが継続されるようですので,お忘れなく。